「共通語の話。」

ミュージシャンの人達は、楽器があれば音を通じて会話が成立する。

ついこの間も偶然、年齢も育った環境も違い、初対面のミュージシャンのお客さんが二人、席を離れて座った。
一人は四十代ベーシスト。一人は三十代ギタリスト。

当然二人がミュージシャンである事は僕しか知らない事だ。

しかし、端と端に座ってるために中々二人を繋げる事ができない。


僕は各々の間をいったりきたりしながら、たまたまベーシストの方が好きな、昔のブルースロックをかけた。

すると、ギタリストの方が反応した。「今流れてる曲って○○ですよね？」と。

しめた！ 僕はそう思った。

「よく知ってますね。○○、ねえ？」とベーシストの方に話をふる。

そこからは話が簡単だ。

うちには、ギターもベースも何故だが常備してある。

それぞれ二人に渡すと即座にチューニングし始める。


「Ａの音くれる？」


かっこいいいい！！

チューニングしてるだけなのに！(^O^)

そっから即興でブルース演奏が始まる。

一度も合わしたことないのにだんだん息があってくる。

ああ至福の時間………

くそー ちゃんとギターひけたら会話にまざれるのに！

ああでも最高！


最後は二人、固く握手をかわし、楽しかった！またやりましょうーといいながら帰っていかれました。


というわけで、今後は僕の得意言語 特撮 アニメ サブカル を話せる方お待ちしております(^O^)



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